ドラマ『銀狼怪奇ファイル』ってめちゃくちゃ面白かったよね?首なしライダーとか人体発火とか!【※ネタバレ注意】

2017年11月26日テレビ宝生舞, サスペンス

『俺に不可能はない!』

皆さんはこのフレーズをご存知でしょうか?1996年1月から毎週土曜夜9時に放送されていたKinKiKidsの堂本光一が主演の『銀狼怪奇ファイル〜二つの頭脳を持つ少年〜』というテレビドラマで主人公の銀狼のキメ台詞のひとつです。

  • 銀狼

  • 銀狼

  • 銀狼

『好きなドラマは?』と聞かれたら真っ先にこのドラマを挙げるのですが、なぜかほとんどの人が分かってくれません。個人的には土曜9時のドラマの最高傑作だと思ってるんですが、やっぱり昔過ぎるからでしょうか?

主題歌も近藤真彦の『ミッドナイト・シャッフル』です。これは有名な曲ですよね。

【キャスト】

  • 堂本光一(KinKi Kids)
  • 宝生舞
  • 蟹江敬三
  • 三宅健(V6)
  • 井ノ原快彦(V6)
  • 秋山純(ジャニーズJr.)
  • 木村佳乃
  • 中山エミリ
  • 宇梶剛士

※この記事はドラマ『銀狼怪奇ファイル〜二つの頭脳を持つ少年〜』のネタバレを盛大に含みますのでご注意ください。

目次

銀狼怪奇ファイルのあらすじ

不破耕助と不破銀狼
不破耕助と不破銀狼

天神学園に通う平凡な高校生不破耕助(ふわこうすけ)。彼は生まれつき2つの脳を持っていた。耕助がピンチになった時に不破銀狼(ふわぎんろう)という別の人格に入れ替わる。なにもかも普通な耕助だが、銀狼は運動神経抜群、IQ220の知能を持ち合わせた超天才である。性格も正反対で優しく温和な耕助に比べ、銀狼は冷静沈着でプライドが高く荒々しい性格をしている。

耕助が幼少の時以降、二人の人格が入れ替わる事は無かったが、天神学園1年生の時に親友が殺される事件に巻き込まれた際に、再び銀狼の人格と入れ替わる。その後天神学園の周りで起きる超常現象的殺人事件を銀狼がその超頭脳を駆使してトリックを暴いていく…というストーリー。

ちなみにIQ220というのはどれくらい頭がいいのか劇中で触れられていましたが『アインシュタインが一生かけて研究した成果を、銀狼なら1年でやり遂げる』ぐらいだそうです。

やっぱり注目すべきは殺人に使われる超科学トリック

銀狼怪奇ファイルで起こる殺人事件の犯人が使うトリックはどれもトンデモ超科学を駆使した普通では分からないような方法が使われており、視聴者を惹きつけます。首なしライダー人体発火現象絵画から抜け出す死神など、当時小学生だった私にはどれもインパクトがあって毎週ワクワクドキドキしながら見てました。

そのトリックを銀狼が『なるほどね…』のキメ台詞と共に暴くのがカッコいい!

IQ220の知能を駆使し犯人が使ったトリックを暴く銀狼
IQ220の知能を駆使し犯人が使ったトリックを暴く銀狼

だいたいのストーリーが2話構成となっており、天神学園周辺で奇妙な殺人事件に起こり、新聞部である耕助達が仲間達と共に調査に乗り出すも、その過程で事件に巻き込まれピンチに陥る。そこで人格が銀狼に入れ替わり犯人を一時撃退。銀狼は犯人が使ったであろうトリックを特定し、超科学を破る超科学を使い再度犯人を追い詰める。

しかし銀狼の超科学が犯人に通用しない!?なぜだ!俺の推理が間違っていたのか!?うわあああああ!!!(ショックで人格が耕助に戻る)→次週へ続く。

次の回で今度こそ犯人の超科学トリックを見破り事件は解決。しかし犯人は捕まる前に自殺してしまう。犯人はどこでこんな超科学トリックを思いついた?まさか犯人にこのトリックを教えた黒幕がいる…?

銀狼怪奇ファイルの面白さは?

小学生の時はこのドラマにハマっていましたが、大人になってから改めてビデオを借りて見てみるとツッコミどころ満載の内容でした。子供の頃は『首なしライダー怖えぇー!』『絵から抜け出す死神怖えぇー!』だったのですが、今見るとそのチープさに笑いがこみ上げてくるほど。

首なしライダー

いじめられている力を助ける耕助と良
いじめられている力を助ける耕助と良

耕助の中学の頃からの親友である赤間良(あかまりょう)。彼は正義感が強く、弱い人間を放っておくことが出来ない性格でした。友人の薬師寺力(やくしじつとむ)がクラスメイトの不良にいじめられていると知った良は、力の代わりに耕助と共に不良の元へ向かいます。しかし不良達のいたずらで神社の鳥居にピアノ線が張られており、そこにバイクで突っ込んだ良は首が切断され死亡。一緒に乗っていた耕助も重症を負います。

死にかけた耕助ですが、一瞬だけ銀狼の人格が表に出てきた事で奇跡的に息を吹き返しました。ここから耕助の周りで奇妙な連続殺人が次々と起こるようになります。

この鳥居にピアノ線を仕掛けて首を切断する方法は全国の少年少女にトラウマを植え付ける事になりました。

まず、第一話の事件で銀狼の最初の相手である『首なしライダー』。首から上が無い異様な姿のライダーが、良を殺した不良グループの人間の首を切断し殺害していく事件。

首なしライダー
首なしライダー

しょっぱなからインパクトがありすぎる敵が出てきた事が私が当時ハマった原因だったと思います。当初は殺された良の亡霊なのではないかと噂されていましたが、首なしライダーは夜にしか現れず、バイクのライトを避けるようにしていた事から銀狼はこれの正体を蛍光塗料を塗った白いライダースーツに光を吸収する黒いマスクを被ったただの人間だと看破します。『題して、ブラックマジック!』(キリッ!)

再び首なしライダーが現れ、銀狼の策により周囲に閃光弾が炸裂。光に照らされた首なしライダーの正体があらわになるかと思われましたが、首なしライダーは黒いマスクなど被っておらず、本当に首から上がありませんでした。自分の推理が外れた事に錯乱した銀狼はそのショックで人格が交代し、耕助に戻ってしまいます。

銀狼のメンタルの弱さに驚きです。

この先のストーリーの形式として銀狼はまず1回は推理を外します。正確には推理は合っているんですが、銀狼にトリックを看破された事に気づいた黒幕がトリックの代替案を用意して犯人に教えているので、銀狼の推理で見破られていないように見えるだけです。

『なるほどね…』(キリッ!)
『なめてんじゃねぇよ!』(キリキリッ!)
『俺に不可能はない!』(バァーンッ!)
『バカにもそのくらいは分かるらしいな』
『お前はどこまでバカなんだ?』

と散々みんなの前でカッコ付けておいて推理を外してしまった事に相当ショックを受けてしまう気持ちは分かりますが、それがトリガーとなって元の人格に交代するさまは銀狼しょっぼ!という評価にならざるを得ません。

映像と音声にサブリミナル効果を入れるトリック
映像と音声にサブリミナル効果を入れるトリック

犯人を捕まえるため再び耕助から銀狼に人格交代。首なしライダーのトリックは学校で見せられた映画にサブリミナル効果を入れてそれ見た生徒に催眠を掛け、首が無いように錯覚させていたというトリックでした。たまたまビデオを見おらず催眠に掛かっていなかった仲間1人にだけ、首なしライダーがただのおっさんライダーに見えていたためこのトリックを看破できたのですが…。

サブリミナル効果ってそんな万能なものだっけ?

学校で一回映画を見せられただけで首が見えなくなる催眠を掛けられるって…どんだけ催眠に掛かりやすいんだよ!そこは超科学で特別サブリミナル効果が発揮されやすいようなものを映像にしていたのかも知れません。ちなみに首なしライダーの正体は良の父親でした。父親は死んだ良を生き返らせる為に、持ち帰った良の首に適合する体を集めていたのでした。

最終的に一瞬だけ生き返った良が父親を殺すのですが、ただの一般人だった良の父親がなぜこんな高度な科学トリックを使えたのか?疑問が残る中、首なしライダーの事件は解決しました。

ナンバー追跡ラジコンカー
ナンバー追跡ラジコンカー

ちなみにこの回で銀狼の最初の発明品『ナンバー追跡ラジコンカー』が登場します。ガラクタをかき集めを銀狼が改造したラジコンカーで、対象の車のナンバープレートを入力すると自動で追跡するというものです。バイクのスピードにも余裕で追いつきます。発信機で相手がどこにいるのかもカーナビですぐ分かります。段差はどうするの?とか、他の車に轢かれたらどうするの?とかそもそも相手のバイクに発信機つけた方が早いんじゃね?とかは考えてはいけません。IQ220の超天才ならそのぐらい想定の範囲内のはずだからです。多分。

姉のような存在でありこのドラマのヒロインである小早川冴子(こばやかわさえこ)『これ自分で作ったの!?』と聞かれ『俺に不可能はないって言っただろ?^^』とちょっと嬉しそうに言う銀狼はやっぱり高校1年生だなあと思いました。^^

恐怖、人間発火事件

野球部の部員が突然燃え上がる
野球部の部員が突然燃え上がる

続いての事件は天神学園の野球部の部員が突然人体発火し焼死してしまうというもの。昔練習中に死んだ野球部員の黒岩の呪いなのではないかと噂され始めます。冴子のピンチに耕助から銀狼へ再び人格交代。銀狼は人体発火のトリックを野球部の部員のもとへ届けられたファン(差出人不明)からの赤いセーターに含まれた大量のリンが、酸素濃度の高くなった教室内で静電気による発火を引き起こし人体発火現象を起こしている…と推理する。

(そんな怪しいセーター着るなよ…)

銀狼は酸素濃度の高い室内でしか人体発火現象は起こらない。つまり屋外にいれば安全だと言います。殺人予告の時間に屋外で待機していると、予告された時間に野球部員が発火。その部員も焼死してしまいます。『そんなバカな…』不可能だと思われていた屋外での人体発火が実際に起きてしまい銀狼は推理が外れたショックでまた人格交代し耕助に戻ってしまいます。『うわぁーーー!!!!』

自分の推理が外れたらすぐ逃げる主人公

これもトリックを看破された黒幕が、別の人体発火の手段を用意したからこうなったんですが。その別の手段として犯人が使ったトリックが、マイクロ波を火力発電所並みの出力で射出し狙った相手を発火させるマイクロ波光線銃でした。

マイクロ波光線銃
マイクロ波光線銃

トリックどこ行った!?

超科学トリックどころか超科学殺人兵器を使って人体発火を起こしていた犯人は黒岩の恋人でした。最後の標的を殺すため教室からマイクロ波射出装置を構えて発射しますが、マイクロ波を拡散させて無効化する銀狼の策に、人体発火は失敗に終わります。彼女は黒岩が死んだ真相を隠した野球部に復讐するためにこのような事をしたのでした。

そして事件とは別のところで耕助の実の父親である不破俊助(ふわしゅんすけ)の研究ノートが見つかります。俊助は遺伝子操作学を独自に行っており、そのノートには銀狼の名前ともうひとつ『金狼(きんろう)』という名前が書かれていました。銀狼と何か関係があるのでしょうか?

破壊の死神

呪われた絵画『破壊の死神』
呪われた絵画『破壊の死神』

超常現象を引き起こす呪いの絵画『破壊の死神』。この破壊の死神の周辺ではポルターガイスト現象が起こり、さらには破壊の死神に描かれている死神が絵から抜け出す瞬間を新聞部の部員が目撃します。しかしポルターガイストの正体は超低周波発生装置から発せられた人間の耳には聞こえない巨大な音で共振現象を起こしたものだと銀狼にすぐに見破られ、死神が絵から抜け出すように見えるトリックは死神を目撃した新聞部員が寝ている間に偏光コンタクトレンズをつけさせられ3D映像を見せられていたというものでした。

(さすがに気づけよ…)

寝ている相手にこっそりコンタクトレンズを付けるって可能なんですかね??しかしその後、絵から抜け出した死神が実際に学校に現れ生徒を襲います。銀狼達は急いで死神を追いかけるが追跡中に死神は壁の中へと消え、いつの間にか屋外へ。銀狼達はそれでも追跡を続けると今度は死神が絵画の中へ入っていってしまいます。

絵から抜け出し人間を襲う破壊の死神
絵から抜け出し人間を襲う破壊の死神

理解不能の現象を目の前で見せられた銀狼はまたしてもショックで耕助へと戻ってしまう。はたして死神はどのようなトリックを使ったのでしょうか?死神のコスプレをしてるうえ馬鹿でかい大鎌を持った犯人にダッシュで全く追いつけない銀狼達の走力に疑問を感じずにはいられません。

犯人が使ったトリックは霧のスクリーンを作り、そこに壁の映像を映し出す。そこに飛び込めば壁の中に消えたように見えるというものでした。その場で壁を調べられたり触られたりしたら一瞬でバレるトリックですが。

呪われた天神学園

動物霊の呪い
動物霊の呪い

ある日天神学園の校舎裏を掘り返すと大量の動物の死骸の骨が異臭と共に出てきました。それからというもの学園で大量のネズミが集団で教師を襲い食い殺してしまうという事件が起こり始めます。。学園では校舎裏で掘り返された動物達の呪いではないかと噂され始めます。

あと毎回ストーリーのエピローグで『この平和な天神学園に何かが起きようとしていた…』という冴子のナレーションが入りますが、天神学園の人間がこの短期間にすでに10人以上死んでいます。

冴子の平和のハードルはどうなってんだ!?

再び大量のネズミの犠牲者が出たところに耕助達新聞部が居合わせ、耕助がネズミ達に襲われ掛けるところで銀狼に変身。銀狼はネズミに向かって、

銀狼『なめてんじゃねぇよ!』

人を集団で襲う大量のネズミ
人を集団で襲う大量のネズミ

ネズミ達は銀狼を襲わずにどこかへ姿を消していきました。どうやらネズミは狙った相手以外は襲わない様子。ならば大量のネズミを操っている犯人がいるはずと新聞部と銀狼は調査を始めます。しかしネズミ相手に啖呵を切る銀狼はどうかと思いました。

犯人は人間には聞こえないレベルの音のネズミの悲鳴を校内放送で流しネズミ達を興奮状態にして、標的がいる部屋の中をネズミ達が好むフェロモンで充満させて殺させていたというトリックを使っていました。

銀狼『名付けて、フェロモンマジック!』

だっせぇ!犯人は放送室で毎日生徒達のお悩み相談コーナーを放送していた教師でした。今回は珍しく推理を外さなかった銀狼ですが、犯人の教師を捕まえようとした時、ネズミ達がなぜか一斉に興奮状態に。そして犯人の教師を襲い殺してしまいます。自殺したのか?しかし銀狼は誰かが同じトリックを使って口封じの為に殺したんだと言います。

ひとまず事件は解決したかのように見えましたが、学園の校庭に突如死亡予告が現れます。

天神学園の校庭に突如現れる死亡予告
天神学園の校庭に突如現れる死亡予告

『死亡予告 三月一日 春日みどりが死ぬ 金狼』ついに金狼が表に出てきました。春日みどりは前回のフェロモンマジックで犯人に殺されかけた所を銀狼に救われた教師です。冴子と耕助は金狼という謎の人物からの死亡予告に不安を募らせるも、周りの人間は『ネズミもいなくなったことだし、あれはきっと誰かのいたずらだよ!』

いいかげん学習しろよ!!

この学園で毎回人が殺されているのに、なぜここまで楽観視できるのか?というかなぜ天神学園は休校にならないのか?(首なしライダーの時一度だけなりました。)

しかし死亡予告の日、様々な偶然が重なり春日は学園の階段から転落死してしまう。新聞部ではもしかして金狼は予知能力者なのでは?という話になります。その後、銀狼達新聞部の元に1本のビデオレターが届けられます。差出人は金狼。新聞部は早速ビデオを再生してみると…。

金狼からのビデオレター
金狼からのビデオレター

画面に映し出されたのは仮面を被った金狼でした。金狼は画面にトランプを5枚並べて、この中の1枚を新聞部に選ばせてそれを当ててみせるという遊戯王のペガサスみたいなゲームを仕掛けてきました。新聞部の1人が選んだトランプのカードを見事当ててみせる金狼。やはり金狼は預言者なのか?と疑惑が深まる中、ビデオには次の死亡予告が映し出されていました。

そして金狼の死亡予告どおり一見事故にしか見えない状況で学園の人間が次々と死んでいきます。その間も耕助と冴子は死亡予告が出された生徒や教師に注意を促していましたが『たまたま偶然が重なっただけだよ!』と流されてしまいます。

今までこの学園で何を見てきたんだ!?

そして銀狼も事件の真相にたどり着いていきます。銀狼は学園中に付けられたアンテナから発せられる電磁波で催眠術を掛けられている状態に近くし、そこに言葉や様々な方法で刺激を与えれば弱い暗示なら掛けられると言います。生徒は先生の言うことは正しいという無意識の思い込みがあるから、学園という空間はマインドコントロールするのに適しているとの事。しかしもっと問題なのがマインドコントロールされている本人が操られている事に気づかない事。つまり今の自分達が操られているかどうか分からないという事でした。

そうこうしている間に次の死亡予告が出てきます。次は新聞部の顧問でヘビースモーカーの大林(おおばやし)

金狼にマインドコントロールされた学園の生徒達
金狼にマインドコントロールされた学園の生徒達

金狼にマインドコントロールされ『喫煙者を殺せ』と命じられた大量の生徒達が耕助達新聞部と大林に襲い掛かります。前回のフェロモンマジックの時同様に大林のタバコの臭いに生徒達は向かってくると耕助は気づき、間一髪、大林とプールの中へ飛び込みます。大林のタバコの臭いが消えたことでマインドコントロールされた生徒達は正気を取り戻し、耕助達は難を逃れました。

首なしライダーのサブリミナル効果トリックの時もそうでしたが、この学園の生徒達は催眠に簡単に掛かりすぎじゃないでしょうか?

そして黒幕である金狼は銀狼と同じく遺伝子操作で生み出された奇跡の天才、そして母親が違う兄弟だということがわかります。

最終決戦vs金狼

実は耕助と銀狼が入れ替わる際に脳にかなりの負担を掛けていた事が判明しました。どちらかの脳を摘出する手術を行わなければ耕助の命が危ない。冴子は耕助にもう銀狼に変わらないよう注意します。

たった一晩でミイラ化された死体
たった一晩でミイラ化された死体

ある日耕助のもとへ金狼からメールが届きます。内容は耕助と金狼でゲームをしようというものでした。耕助へのメッセージを完成させるために6人の人間に犠牲になってもらうと言う金狼。そして耕助の家の前の倉庫の中からミイラ化した天神学園生徒の死体が見つかりました。死体の傍らには『KILL』のメッセージと共に動物のジオラマが置かれていました。

時を同じくして天神学園内で顔を包帯で巻いた謎の男が目撃される。新聞部は過去に天神学園始まって以来の天才と言われた川上という人物に行き当たります。川上はいじめを苦に顔に硫酸を浴び顔に包帯を巻いた人物で、今も川上家が運営している病院に入院しているとの事。学園始まって以来の天才…まさか川上が金狼なのでしょうか?

最終回も近くなってきたところで銀狼と金狼の関係も徐々に明らかになってきました。実は銀狼は父である不破俊助の失敗作であり、金狼は銀狼を超える超天才。脳が2つある失敗作の銀狼と比べ、金狼は脳が1つの完全体。全てにおいて銀狼に勝っている金狼でしたが、人間らしい感情を持った銀狼と違い感情に乏しく、人を殺すことに何のためらいもないバケモノになってしまったのでした。

そうしている内にも次々と金狼の犠牲者が出続け、ついには新聞部の力(つとむ)がミイラとなって発見されました。大切な友人を巻き込んでしまったショックで耕助は止められていた銀狼への人格交代をしてしまいます。

銀狼は『もうこの体は俺の物だ。耕助の脳もそのうち自分で取り除いてやる』と言い、一晩で死体をミイラ化するトリックはフリーズドライの技術を使ったものだとあっさり見破ります。川上を捕まえに病院に向かいますが、川上も何者かに殺されてしまいます。川上も金狼に操られていた1人でした。川上が死ぬ直前に銀狼は『金狼の正体は誰だ!』と詰め寄りますが川上は『新聞部の…新聞部の…』とだけ言い残して絶命してしまいます。

名前ぐらい頑張って言えや!

金狼は新聞部の中にいました。今までずっと金狼は耕助や冴子のすぐ近くにいたということになります。

一方冴子は耕助を守る為に銀狼を殺そうとします。しかし当然あっさり返り討ち。銀狼は耕助より遥かに優秀なはずの自分を認めようとしない冴子の言葉にショックを受け、耕助に再び戻ってしまう。銀狼が表に出ている時は銀狼しか救えない。耕助が表に出ている間に銀狼の脳の機能を停止させる手術を行おうとします。

その間冴子は金狼のメッセージでの狙いが自分だった事に気づき、一人金狼の元へ向かいます。金狼の元へ向かった冴子を助けに行くため仲間の協力の元病院を抜け出し、冴子を探そうとしますがそこで金狼がついに耕助の前に姿を現しました。金狼の正体はミイラとなって死んだと思われていた新聞部の力(つとむ)でした。

金狼の正体はいじめられっ子だった力(つとむ)
金狼の正体はいじめられっ子だった力(つとむ)

金狼は冴子を人質に取り、時間内に解毒剤を打たなければ冴子の命はないと耕助を廃墟に呼び出します。廃墟に向かう途中耕助はある覚悟を決めます。金狼を倒し、冴子を守る為には銀狼の力が必要だと。しかし後一度でも銀狼に人格交代してしまえばもう耕助に戻ることはない。耕助は冴子に別れを告げ、

耕助『銀狼…あとは頼んだぞ!』

耕助は最後の人格交代をするのでした。耕助は銀狼に体を譲るから冴子を助けてくれと頼みます。銀狼は一瞬拒否しますが、

銀狼『耕助…一回きりだからな!』

対峙する銀狼と金狼
対峙する銀狼と金狼

ついに直接対決の形となった銀狼と金狼。金狼は完全体であるはずの自分よりも父親に愛されていた銀狼を憎み、復讐するために今までの殺人を行っていた事を明かします。父親に褒められたかった、頭を撫でてもらいたかった、天才すぎるがゆえに誰にも愛されなかった金狼は歪み、殺戮マシーンとなったのでした。

金狼の策略により窮地に追い込まれる銀狼でしたが、金狼の策を逆手に取り金狼を倒します。金狼は冴子と銀狼を道連れにしようと建物を爆破します。

耕助を返してやると言う銀狼
耕助を返してやると言う銀狼

銀狼と冴子は無事建物から脱出。最後に耕助が冴子の誕生日にプレゼントするはずだった物を壊した事を詫びる銀狼。そして『俺からの最初で最後のプレゼントだ…』と言い銀狼は自ら耕助に最後の人格交代をしました。

そして天神学園に本当の平和が戻ったのでした…。END

感想

話として好きなのはやっぱり『首なしライダー』です。最終的に結構悲しい話だったのと首なしライダー登場時のインパクトは忘れられません。

トリックとして一番好きなのは『破壊の死神』です。霧のスクリーンに壁の映像を映し出し、あたかも死神が壁の中に消えたように見せるトリックは、小学生ながらどう考えても無理があると思っていましたが、そのトンデモ具合を含めて大好きです。

小学生の時一番怖かったのは『人体発火』の話でした。原因も分からず突然体に火が付くというのと、発火した野球部員が力尽き膝から崩れ落ちるシーンはとても恐ろしく印象的でした。

散々かっこ悪いところを見せてしまいましたが、それでもなんやかんや銀狼はカッコいいと思います。当時はこの言葉がありませんでしたがツンデレ・中二病を体現したようなキャラクターでした。特に最終回の『銀狼…あとは頼んだぞ!』『耕助…一回きりだからな!』の所は個人的にすごく好きです。喧嘩なら大人数人がかりでも余裕で勝てる強さもいいですね。

原作として漫画『超頭脳シルバーウルフ』というものがあるらしいですが『銀狼怪奇ファイル』は原作の設定だけ持ってきた完全別物らしいのでドラマのような展開を期待して読むとガッカリするかもしれません。

ちなみに『銀狼怪奇ファイル』は今現在もDVD化されておらず、ビデオレンタルでしか取り扱っていません。理由は恐らく『首なしライダー』の話が、某神戸連続児童殺傷事件の発生時期と被るからだと思われていますが、真相は分かりません。個人的には『金田一少年の事件簿』みたいにリメイクして欲しいと思ってますが半分諦めています。

リメイクするにしても放送からもう20年以上経っています。今サブリミナルとかフリーズドライとかやってもちょっと最新科学っぽくないので、現代の最新科学でかつトンデモ理論のトリックを展開してくれたら面白いんじゃないでしょうか。でも今のデジタル科学とか使っちゃうとあの頃の得体の知れない怖さが半減してしまうかもしれません。

【おまけ】金狼のトランプ当てゲーム

金狼がビデオレターを送ってきたときにやった『トランプ当てゲーム』を実際に当てられるのかやってみたいと思います。トリックは金狼が特定のカードを選ぶように誘導しているからなのですが皆さんはどうでしょうか?金狼の台詞をそのまま再現していますので皆さんもやってみてください。

それではどうぞ

5枚のカード
5枚のカード
金狼
金狼
ここに5枚のカードがある。これから君にこの中のカードを1枚、心に思ってもらう。さあよく見るんだ。
金狼
金狼
真ん中にある『ダイヤのエース』これが1番目立つ。その隣の『スペードの9』もたった1枚の黒いカードでこれも目立つ。その隣の『ハートのジャック』も唯一の絵札だ。これも何かの意味があるのかもしれない。
5枚のカード
5枚のカード
金狼
金狼
しかし君はそんなことは考えたりせずに、1枚だけをしっかり心に思って欲しい。いいね?
思ったらそのカードを言うんだ。

君ならこのカードを選ぶはずだ。

ハートの3
ハートの3

…はい、いかがでしたでしょうか?金狼に当てられてしまいましたか?

このカード当てのトリックは、まず会話で右側3枚を選ばないように金狼が誘導し、選択肢を2つまで絞らせます。そして日本人の特性として『死』を連想させる『4』は無意識に選ばないという事で残る1枚のカードを選んでしまうというトリックでした。

ちなみに私は見事に当てられました。

『みんな簡単にマインドコントロールされすぎwww』とか言っててマジすみません。私も金狼さんに洗脳されていたようです。マインドコントロールは掛けられた本人が操られている事に全く気づかないという恐ろしさがよく分かりました。

ほんとすみませんのう

【追記】誠に申し訳ございません。どうやらまだマインドコントロールされていたようです。上の言葉は決して私の意志で書いた言葉ではございませんのでご注意くださいますようお願い申しあげます。