サイトの表示速度はそのままSEOやユーザビリティに直結します。表示速度が速いに越したことは無いですが、表示を遅くしている原因の特定は容易ではありません。一般的にサイトの表示に8秒以上掛かると大半のユーザーはサイトを離脱してしまうそうです。
そこでワードプレスには、サイトを重くしているプラグインを調べるプラグインというものが存在します。今回紹介するのは『P3(Plugin Performance Profiler)』というプラグイン。
ワードプレスのプラグインは手軽で便利ですが、使い方やものによってはサイトの表示速度を大きく下げている原因になる事もあります。『P3(Plugin Performance Profiler)』で自分のサイトの表示速度を下げているプラグインが無いか一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
プラグインをインストールして有効化する
【管理画面】→【プラグイン】→【新規追加】で『P3 (Plugin Performance Profiler)』で検索します。そして『P3(Plugin Performance Profiler)』をインストールして有効化。

【管理画面】→【ツール】に『P3 Plugin Profiler』という項目が追加されます。
重たいプラグインを調べる
【管理画面】→【ツール】→『P3 Plugin Profiler』と進みます。【Start Scan】をクリックしてください。

『Scan name:』はそのままで【Auto Scan】をクリック。

スキャンが開始されます。ページが多いほど時間が掛かります。スキャンが終わったら最後に【View Results】をクリック。

スキャンした結果
以下のような結果が出ました。結果の見方はこうなります。

- 『Total Plugins』プラグインの数(17個)
- 『Plugin Load Time』プラグインのロード時間(0.316秒)
- 『Plugin Impact』プラグインがページロードに占める割合(49.1%)
- 『MySQL Queries』MySQLにクエリを要求した回数(55回)
さらに下の円グラフではプラグインごとのロード時間の割合が表示されています。

このグラフだとお問い合わせフォーム設置プラグイン『Contact Form 7』が22%でプラグインの中で一番ロードに時間が掛かっているという事になります。続いて画像圧縮プラグイン『EWWW Image Optimizer』が16%。次にカスタムフィールド作成プラグイン『Advanced Custom Fields』が15%でした。
テストサイトでやってみたのでこの程度ですが、プラグインを増やしたり色々カスタマイズしたりするとプラグインのロード時間が長くなったりします。
当サイトをスキャンしてみました
当サイトでスキャンしてみると以下のような結果になりました。

- 『Total Plugins』プラグインの数(31個)
- 『Plugin Load Time』プラグインのロード時間(0.309秒)
- 『Plugin Impact』プラグインがページロードに占める割合(27.5%)
- 『MySQL Queries』MySQLにクエリを要求した回数(168回)
『Plugin Load Time』プラグインのロード時間が0.309秒。そこそこ良い数字なんじゃないでしょうか?このまま0.5秒以内をキープしたいところです。もしこのプラグインのロード時間が1秒以上だった場合は要改善です。
『Plugin Impact』プラグインがページロードに占める割合も27.5%ですのでプラグインが原因でサイトが重くなっているという事は今のところなさそうです。ただ、『MySQL Queries』MySQLにクエリを要求した回数が168回と少し多い気がするのが若干気になります。
この数字が全体的に良いのか悪いのかはよく分かりませんが、ひとつの参考にでもしていただければ幸いです。