大阪堺にある有名なお店で、あの豊臣秀吉が店の名前を付けたとされる甘味処があります。
1593年の春中頃、天守閣の工事の際に手伝っていた和泉屋という鎌倉時代から続く餅屋を営む和泉屋徳左衛門という人物が、餅作りで鍛えた腕力を使い瓦を屋根の上に次々放り投げる様を見た豊臣秀吉が、ひらひらと舞う瓦が「かん袋(紙袋)」が散る様に似ていると称え、以後「かん袋」という商号が付けられたそうです。
今日はそんな甘味処かん袋をご紹介したいと思います。
甘味処かん袋

かん袋は大阪府堺市の阪堺電軌阪堺線寺地町駅から徒歩約3分ぐらいの所にあります。

お店のすぐ近くにあるコインパーキングはかん袋来店のお客様のみ90分無料。お店の規模に対して十分すぎるほどの駐車スペースがあるので車での来店も安心です。

かん袋で販売されているくるみ餅は第25回堺市優良観光みやげ品として登録されています。

お客さんが少なそうな時間帯を狙ってきました。店内にはテーブル席が複数。1人用のテーブルがないため混みあってる時間帯に1人で店内で食べていくのはちょっと厳しそう。

お店の窓から中庭が見えます。池には鯉が泳いでいました。

お店に入ったらまずは奥のレジで注文します。かん袋で取り扱っている商品はくるみ餅のみ。
くるみ餅(シングル) | 360円 |
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くるみ餅(ダブル) | 720円 |
氷くるみ餅(シングル) | 360円 |
氷くるみ餅(ダブル) | 720円 |
くるみ餅も氷くるみ餅も値段は一緒です。注文したら先にお会計を行います。車で来ている人はこの時に駐車券を提出するのを忘れずに。

番号札を受け取って席に座って待ちます。
氷くるみ餅

今回注文したのが氷くるみ餅(ダブル)です。かき氷のようにシャリシャリした氷ではなくふわっとした食感。

この白玉のようなお餅が美味しい。お餅をくるんで食べるところから『くるみ餅』と名付けられました。
明治時代になり、冷凍技術が輸入され、氷が簡単に作られるようになると、カキ氷をかけて食べられるようになりました。それが、「氷くるみ餅」です。当時から、夏になりますと、涼感を求めて大勢のお客様が、お店に行列を作るようになりました。

お茶はセルフサービスでレジ横の機械で淹れられます。
かん袋のくるみ餅はお持ち帰りできますが全ての消費期限が本日中。遠方のお土産としては難しいので、是非堺に来た時にお店で食べて頂きたい名物です。
店名 | かん袋 |
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住所 | 〒590-0964大阪府堺市堺区新在家町東1-2-1 |
営業時間 | 10:00~17:00 (売り切れ次第終了) |
定休日 | 火曜日・水曜日 |
喫煙 | 完全禁煙 |
駐車場 | 有(提携コインパーキングあり) |