おはようございます、サブロー(@saburo_design)です。

世にも奇妙な物語2004春の特別編で放送された『誘い水』って知ってますか?

簡単なあらすじを説明すると、主人公(原田泰造)が美味しいうえに体にも良い謎の通信販売のミネラルウォーターにハマり、徐々にそれを手放せなくなっていく。しかしある日突然その通信販売の業者と連絡が一切取れなくなり…と言う話。

今回はそんな『誘い水』のあらすじと感想を書いていきたいと思います。

※この記事はネタバレを盛大に含みますのでご注意ください。

世にも奇妙な物語『誘い水』

  • 世にも奇妙な物語『誘い水』
    世にも奇妙な物語『誘い水』

早朝ジョギングをしているサラリーマンの水好守男(原田泰造)。シャワーを浴び、冷蔵庫から水が入ったペットボトルを取り出しゴクゴクと美味しそうに飲む。ラベルには鬼のイラストに『誘い水』と書かれている。

会社にて仕事をする水好。新人の事務の女性がコーヒーを持ってくるも『ごめん!俺コーヒー飲まないんだ。』とカバンから『誘い水』を取り出して飲んでいる。水好曰く、この水は誰でも手に入るわけではない秘密の水だと言う。水好は最近この『誘い水』にハマっていた。後輩にはネーミングがダサいとか怪しいとか散々言われる。

この水を飲み始めてから体の調子がすごく良いらしい。体の悪い要素を体の外に誘い出してくれるから『誘い水』と言うのだとか。

仕事帰り、後輩とキャバクラで飲んでいる時も飲むのはもちろん『誘い水』。キャバクラの女の子に『その水どこで売ってるんですか?』と聞かれると『これは会員制の通信販売で、選ばれし人だけが買えるんだ』と説明する水好。ある日突然合格しましたと電話が来るらしい。後輩が『それいかにも怪しくないですか?笑』と笑う。残りの水が少なくなる頃に電話すればいつでも水を送ってくれるとの事。その時店内が急に騒がしくなる。

『コイツ俺の酒に普通の水を入れやがった!』

何事かとそちらの方を見ると男性客がなにやら怒っている様子。その男性客の手元には『誘い水』のペットボトルが置かれていた。水好はとっさに自分の『誘い水』のペットボトルをカバンに戻し後輩と店を出る。

  • 後輩にも『誘い水』の効果を熱弁する水好
    後輩にも『誘い水』の効果を熱弁する水好

散々飲んだ次の日、二日酔いの後輩に比べ元気な水好。これも『誘い水』の効果なのだと言う。水好は後輩にも飲むように勧めるが後輩は『水に金掛けるのってちょっと…』と乗り気ではない。だが『誘い水』は普通のペットボトルの水と変わらない値段で買えるとのこと。

その後も水好の『誘い水』の使い方はエスカレートし、飲むだけでなくガーデニングに使ったり、洗濯に使ったり、風呂の水につかったり、挙句の果てに掃除や洗車にまで使うようになっていた。そんな水好を後輩は『もったいなくないですか!?』とドン引きした様子で言うも水好は聞く耳を持たない。

すると突然水好に後ろからぶつかる男性。水好が持っていた『誘い水』を奪って逃げていった。怪我は無かったものの突然の事に唖然とする水好と後輩。

  • 『誘い水』の残りが少なくなってきたが…
    『誘い水』の残りが少なくなってきたが…

自宅で『誘い水』が少なくなってきた事に気づいた水好はいつものように電話で注文しようとするが留守番電話サービスになり繋がらない。最初はただ混み合っているだけかと思う水好。しかし次の日も、その次の日も繋がらない。保管している『誘い水』も残りわずか。仕方がなく水道の水を飲んでみるもあまりの不味さに吐き出してしまう。いつの間にか『誘い水』以外の水を体が受け付けなくなっていた…。

その後も水が届いたかと思えば新聞の勧誘だったり、やっと電話が掛かってきたと思ったら後輩からの仕事の電話だったり…、誘い水がない焦りと不安でイライラし始める水好。

水好は誘い水のダンボールに書かれていた製造元の住所を尋ねてみる事に。しかし『こんな住所は存在しませんね』と交番の警察に言われてしまう。再度電話をかけると『この電話番号は現在使われておりません』というアナウンスに変わっていた…。

ついに保管してある『誘い水』が全て無くなってしまう。苛立つ水好が空になった『誘い水』のペットボトルを見ていると採水地に『鬼神泉(きじんせん)』と書かれていた。水好はこの『鬼神泉』に行くことを決意する。

  • 鬼神泉へ向かう水好
    鬼神泉へ向かう水好

翌日、『鬼神泉』がある山道を独り歩く水好。草を掻き分け道なき道を突き進む。すると途中血まみれの男が倒れていた。慌てて駆け寄る水好だがその男の顔に見覚えがあった。先日水好に後ろからぶつかり『誘い水』を奪っていった男だった。すると突然男は水好を掴み『あの水は俺のモノだ!お前たちにはわたさねぇ!』と叫ぶ。水好は男の腕を振り払うと逃げるようにその場を後にした。

山道を更に突き進む水好。すると今度はタンクトップの男に出会う。警戒する水好だが『あなたも水目当てですか!?安心してください!今年の鬼神泉は水を沢山蓄えてましたよ!』そう言って『誘い水』のペットボトルを見せるタンクトップの男。『この道を左にまっすぐ30分進むと鬼神泉があります!』水好は男に礼を言い、左の道に進んでいった。

水好が見えなくなるとタンクトップの男は小声で『バーカ…』。右の道を指し示している『鬼神泉』の看板を男は隠していた。『誘い水は誰にも渡さねぇ…』右の道を進むタンクトップの男だが突然後ろから誰かに殴られる。殴ったのは水好だった。『残念だったな!こんな山の中をタンクトップ1枚で歩いてる奴がどこにいんだよ!!』水好は騙されたフリをしていたのだ。『甘く見たようだな!俺を誰だと思ってんだ!!』そのまま棒でタンクトップの男を何度も殴打しついに殺してしまう。

  • ついに鬼神泉を見つける水好
    ついに鬼神泉を見つける水好

歩き続ける水好。すると急に視界が開けた。目の前には巨大な湖が広がっていた。持っていた荷物も投げ捨て湖に飛び込む水好。水を手に救い飲む。紛れもなく『誘い水』だった。水好は歓喜し『これは俺の水だー!!』と叫ぶ。

次の瞬間、湖の水が急に盛り上がり水好の元へと伸びてくる。水好は逃げる間もなくその水に捕まり湖の中に引き込まれてしまった。鬼神泉を上空から映すと鬼の顔の形をしていた。

場面は変わり水好が勤めていた会社。水好とここ数日連絡取れない事を心配する後輩。その手には『誘い水』のペットボトルが握られている。事務の女性が『それどうしたんですか?』と聞くと後輩は『俺の所にも合格しましたっていう電話が来たんだよね。これ本当に美味しいよ!俺も選ばれし者って事かな。』

『誘い水』のラベルの鬼の顔を映しておわり

感想

徐々に豹変していく主人公が怖い

こういう得体の知れない怪しいものに人間が依存していって奪い合い殺し合いに発展する系の話って昔からなんか怖いんですよね。主人公が風呂にまで使い出して『これがまた体に良い!』ここまでは分かるんですが『10回浸かってもお湯が汚れない!』とか言い出したのには、さすがにそれはおかしいだろ!と思いました。

主人公の後輩が『水に金を掛けるのはちょっと…』と言っていたシーンがありましたが、田舎育ちだと特に共感できます。私も鳥取県出身なんで水=タダで飲めるものと言う考えがあったので蛇口ひねれば出てくるものを何でわざわざペットボトルで売ってんだと思っていました。

今は大阪に住んでいますので水道水をグビグビ飲むわけには行かないのでウォーターサーバーを家に置いています。最初はウォーターサーバーもバカにしてましたが今では無かったら無かったで困るようになりました。

襲い掛かる水のCGでちょっとクスっと来てしまった。

それまでちょっと怖い感じで話が進行してたのに水好が湖に引き込まれるときの水のCGがなんかしょぼくて一気に怖さが半減したのを覚えています。まあ水のCGってむずかしいから…。

『誘い水』の目的は鬼神泉に水に虜になった人間を誘い込んで食べてしまうという事なのでしょうか?結局『誘い水』を販売していた会社の正体はまったく分かりません。電話での通信販売って所になんか時代を感じます。