どうも、サブロー(@saburo_design)です。

世にも奇妙な物語のひとつ『雪山』。内容はいわゆるホラーなんですが、数ある世にも奇妙な物語のホラー話の中でも1番私の印象に残っており、かつトラウマを植え付けた話です。

簡単にあらすじを説明すると、雪山で飛行機が墜落し奇跡的に生き残った主人公(矢田亜希子)含む5人。足を怪我して動けない友人を仕方なく雪山に置いて行き、残り4人で何とか山小屋を見つけ避難する。しかしそこから不可解な現象が4人の周りで起きる。まさか見捨てて死んだはずの友人が…?と言うお話。

10年以上ぶりに見てもやっぱり怖すぎたので、あらすじと感想を書いていきたいと思います。

※この記事はネタバレを盛大に含みますのでご注意ください。

世にも奇妙な物語『雪山』

雪山での飛行機事故
雪山での飛行機事故

吹雪が猛る中、1機の飛行機が雪山に墜落する。粉々になった飛行機の中から這い出る5人の人影。奇跡的に生き残った主人公の美佐、友人の麻里、カメラマンの結城、医者の真辺、登山知識のある山内

地図で近くに山小屋がある事が分かった一行はそこを目指すことに。しかし友人の麻里は足を怪我しており1人では動くことが出来なかった。

仕方なく麻里を背負って行くものの、全員軽装な上に辺りは猛吹雪。唯一登山知識のある山内は『このままでは共倒れになる』と言い雪に穴を掘って友人をそこに一時的に埋めて行こうと提案(ビバーク)。

美佐だけは反対し、それなら私が連れて行くと麻里を背負うものの、美佐の力では麻里を抱えたまま満足に動くことも出来なかった。そして麻里を穴の中に置いて行く事に。

穴に入れられた麻里は『怖い!置いていかないで!私も連れて行って!!』と懇願するが、美佐は『必ず山小屋を見つけて戻ってくるから!』と言って穴を閉じた。麻里は最後まで叫んでいた…。

そして4人は無事山小屋に辿り着く。小屋の中には少ないながら保存食、毛布も4人分ありストーブも何とか点ける事が出来た。保存食の管理で揉めたりなどいろいろあったが、外はさらに吹雪が激しくなり、このまま救助隊を待とうという話になる。

しかし美佐は『麻里を助けに行かなきゃ!』と真辺の静止を振り切り結城と共に埋めた麻里のもとへ飛び出していく。

麻里を埋めた場所に辿り着くと、麻里は雪穴から自力で這い出ており首から上だけ出ている状態だった。『寒い…寒い…』と消え入りそうな声を出す麻里を掘り起こそうとスコップを雪に突き立てるが、『あ”っ…』誤って埋まっていた麻里の体を突き刺してしまう。真っ赤に染まっていく雪。

麻里を殺してしまった
麻里を殺してしまった

そこに山内も駆けつけており『殺しやがったな…この人殺し!』と言って戻っていく。山小屋に戻ってきた3人に真辺から『彼女はどうだった?』と聞かれ何も言えない美佐と結城だったが山内が『俺たちが行った時には彼女はすでに息絶えていたよ』と説明する。驚く美佐と結城に山内は『あれはしょうがなかったんだよ、事故だ事故!』と耳打ちする。

そんな時真辺が突然『とある話』を始める。

ある会社員の男が同僚と雪山に出かけ遭難してしまった。男と同僚は何とか山小屋まで辿り着いたものの同僚は足を怪我して動くことが出来ない。男は外の様子を見てくるといって日に3回小屋の外で保存食を隠れて食べていた。動けず食料も与えられなかった同僚は日増しに衰弱していき、とうとう死んだ。男は同僚を小屋の外に埋めた。

ところが次の日、男が目覚めると傍らに埋めたはずの同僚の死体が置いてあった。男は再び同僚を埋めるも、次の日もその次の日も、目を覚ましたら同僚の死体が横に置いてあった…。

ここで他の3人に話を止められる。真辺は『別に怖い話をしようとしたわけじゃない。ただこういう状況では食料の事で争わない方がいいと言いたかっただけだ』この話には続きがあるが…今はやめておこうと話を切り上げる真辺。

その後も救助隊を待つ4人だったが徐々に眠たくなってくる。寝たら死ぬと耐える4人だが真辺が少し寝たほうが体力が回復できる。但し全員が一度に寝てしまうと危ないので、交代で寝ようと提案する。4人が小屋の中の四隅で眠り、5分経ったら横の人を起こしに行く、起こされた人は5分後に次の人を起こしに行く、これをひたすら繰り返すというもの。

山小屋
山小屋

4人は交代での睡眠を開始。まずは山内がアラームを持ち見張りを開始する。タバコに火をつけようとした時、ライターの明かりに照らされ人影のような物が見える。『違う!俺じゃない!俺は助けようとしたんだ…!』5分後に真辺を起こしに行く山内。真辺は見張り後に結城を起こしに、結城は美佐を起こしに行く。美佐の番になると見張りをしながらビデオで麻里との思い出を見返していた。『麻里…ごめん…』麻里の死に顔が浮かぶ。

…その後も順調に見張りと睡眠を繰り返していく4人。どれだけ繰り返したか…アラームの音で山内が目を覚ます。なぜアラームが山内の所に?見張りは今誰がやっている?山内が全員を起こすも皆それぞれ小屋の四隅に居た。ここで美佐は気付いてしまう。

『私達以外に誰かがいる!』

4人目が起こしに行った先に5人目がいなければこの繰り返しは成立しない。5人目…?まさか…麻里?恐怖で混乱する4人。訳が分からないながらも容赦なく睡魔が襲ってくる。そして今度は見張りが起こしに行った後、元の位置に戻るというやり方に変えようとなった。再び交代で見張りと睡眠を繰り返す4人。暗闇の中で動く影が映る…。(麻里の服?)

…起こされた真辺。耳元でアラームが鳴っている。まただ。急いで全員を起こすが…

山内が殺されていた。死後硬直が始まっており、死んでから2時間以上経過している事が分かる(真辺は医者なので分かる)。『じゃあ一体誰が俺を起こしたんだ…?』

半狂乱状態になり保存食を食べられるだけ食べようとする真辺を止める結城。しかし全員もはや体力の限界が近づいており、それぞれバラバラに待機する。美佐は『復讐はいや…復讐はいや…』とうわごとのように繰り返す。真辺は絶対に寝るものかと起きているが暗闇の中に人影を見る。そして真辺も殺されてしまう。

自分達が今生きている証を残す美佐と結城
自分達が今生きている証を残す美佐と結城

美佐と結城は自分達に向けてビデオカメラを設置し『俺達は生きている!この映像が俺達が生きている証拠だ!』とビデオカメラに向かって叫ぶ。そして二人は眠りに付いた…。

目が覚める美佐。隣の結城を起こそうとすると結城が倒れ…背中には斧が突き刺さっていた。結城も殺されていた。恐怖で怯える美佐だが自分達の前に設置していたビデオカメラを手に取り再生する。

そこに写っていたのは麻里の服を着た人間が眠っている結城に斧を突き刺す所だった。『やっぱり麻里が復讐のために…』恐怖に耐え切れずうずくまる美佐。…しかしそこである事に気づく。

『違う…私じゃない…』

美佐は麻里の服を着ていた。皆を殺しビデオカメラに写っていたのは麻里ではなく…私?混乱状態になる美佐の手を誰かが掴む。叫び声を挙げる美佐。

『おい!大丈夫か!?』

助けに来た救助
助けに来た救助

美佐の手を掴んだのは助けに来た救助隊だった。美佐が周りを見回すとそこには山小屋など無く、雪山に埋められスコップを突き立てられた麻里の死体と他の3人の死体が転がっていた

『君の名前は!?』と聞かれる麻里の服を着た美佐だったが『私…私の名前は…』

恐ろしくなった男は自分が寝ている間にビデオカメラで録画することにした。翌朝やはり埋めたはずの死体は戻ってきていて男は恐る恐る録画したビデオを再生する。するとそこに写っていたのは…。

同僚の死体を掘り起こし、山小屋まで運んで来る自分の姿だった。

(おしまい)

感想

怖えぇ…

友人の麻里をスコップで刺し殺してしまったシーンとか怖すぎてずっと覚えてました。劇中のSEとかBGMもめっちゃ怖い…。山小屋の四隅で交代で起こすやつも怖い話系のコピペでもよくあるやつですね。放送当時は完全初見だったんでギャー!(;Д;)ってなりました。その改変コピペで実は山小屋が三角形だったってやつは笑いました。

ラストの意味がよく分からないと言われるこの『雪山』ですが、確かに私もよく分かりませんでした。山小屋を発見したところから実は全部幻覚で、そもそも山小屋なんて無かったのか?山小屋を吹雪の中で目視できたのが2人だけだったシーンとか、ストーブの火がいつまで経っても暖かくならないところとか火を見つめていたらだんだん暖かくなったところとか、保存食を食べても味がしなかったところとか。でもラストの真辺の死体は保存食のパンを持ってるし…。

美佐がみんなの死体を麻里の所まで運んでいたのかとも思いましたが、ストーブの焼け跡があるんですよね。そもそも最後に美佐が救出されたのも幻覚だという予想もあります。

しかし考察の余地を残す辺りは世にも奇妙な物語らしいとも言えます。この放送回では全部で4本放送しましたが、よくこの話を1本目にぶっこんできたなと思いました。

余談ですが、この撮影で降っている雪は全部片栗粉(小麦粉?)らしく、撮影スタジオの中は実はめちゃくちゃ暑かったという話は笑いました。